ユニバーサルデザインとは何か

ユニバーサルデザインの意味

 

ユニバーサルデザイン(Universal Design)とは国籍や文化、言語を越え、年代や個々の能力レベルの程度を問わずに誰もが利用することができるような製品、施設などのデザイン設計のことを示しています。

 

これを提唱したのはノースカロライナ州立大学のユニバーサルデザインセンター所長であったロナルド・メイス氏で、従来からあったバリアフリー思想の発展型といえるかもしれません。

 

このユニバーサルデザインのコンセプトは、できるだけ多くの人が利用できるようなデザインにすること、となっており、バリアフリーが障害者をデザイン対象として限定しているのとはスタンスが異なっていますが、全てが自由というわけではなく、定義として7つのポイントが示されています。

 

それは、1.どんな人でも平等に使用できること、2.自由度が高い使用勝手であること、3.使用方法は平易で理解しやすいこと、4. 必要な情報はすぐに認識できること、5.ケアレスミスをしてもそれが重大な危険につながらないこと、6.体力が無くても使えるような低負担であること、7.利用するための十分な大きさやスペースを確保すること、という7項目で、1985年に提唱されて以来、多くの製品にユニバーサルデザイン思想が採り入れられています。