ユニバーサルデザインとは何か

交通関連での事例

 

交通関連での事例としてはまず電車関連で、電車では改札機で通路の広いタイプが該当しています。これは既におわかりのように、車いすやベビーカーが通過しやすいように配慮されているのです。

 

キップの自動販売機でも前述と同様の工夫がなされており、更に硬貨の投入口は一度に何枚も投入してもOKな広い受け口のものも増えています。

 

又、ホームでは最近設備化が進んでいる可動式の柵があります。これは電車が来るまではしっかり閉ざされており、東海道新幹線では全てのホームが既にこれが実施されていますが、転落事故の恐れの無い安全度のかなり高いユニバーサルデザインです。

 

ホームでは電光掲示板も最近は発光ダイオード式が増え、遠くからでも視認性が格段に向上しています。表示はカラー化され、今までより多くの情報が表示されているにもかかわらず、理解しやすくなっているのは大きな進歩です。

 

更には英語表記にも一時的切り替わるので、外国人旅行者にも配慮がされるようになりました。駅の構内では段差のある場所にはステップが配置されてかなりフラットになっています。

 

バスでも従来はお年寄りにはきつかった乗降口のステップが低くなっていますし、乗用車でも座ったままシートが回転して乗り降りできるタイプが発売されています。