ユニバーサルデザインとは何か

食品におけるユニバーサルデザイン

 

食品の表示においてもこれに協賛している食品会社もかなりあり、ユニバーサルデザインはかなり浸透しています。

 

例えば「かむ力の区分」や「飲み込む力の区分」なども表示されるようになっており、「かむ力の区分」では「容易にかめる」、「歯ぐきでつぶせる」、「下でつぶせる」、「かまなくてよい」という表示があったり、「飲み込む力の区分」でも同様に4段階の表示がされています。

 

この2項目は組み合わせ表示となっており、煮込みハンバーグなら「はぐきでつぶせるが飲み込みづらいことがある」となります。

 

ユニバーサルデザイン専用の食品としては「とろみ調整」という食品があり、これは、食べ物や飲み物に加えて混ぜるタイプのもので、簡単に適度なとろみをつけることができる粉末の製品です。

 

他にもゼリー状にかためるタイプのものもありますが、とろみをつけると、飲み物や食品が口の中でまとまり、ゆっくりのどへ流れるようになる効果があります。

 

とろみの目安としては4段階が設定されており、フレンチドレッシング状からマヨネーズ状まで使用量の説明があります。

 

現在、ユニバーサルデザインフードには専用のロゴマークも設定されており、これは日本介護食品協議会で認定された製品に表示されています。小さな子供やお年寄りの食事を作る際にはかなり参考になるので、表示区分だけでも理解しておくと役に立つと思います。